個人事業主(自営業者)がカードローンの審査に通るためのチェックポイントを解説

閑散期や取引先の入金遅れが原因で生活費のやりくりが難しくなり、お金が必要になって困っている個人事業主は多いのではないでしょうか。

個人事業主でもカードローンを利用すれば、会社勤めの人と同じように必要なタイミングでお金を借りられます

個人事業主や自営業者は会社員と比べてカードローンの審査が厳しいと思われがちですが、毎月数万円でも収入があれば審査に通過できます

カードローンの審査で重視されるのは利用者の返済能力であり、毎月収入がある個人事業主や自営業者なら滞りなく返済できると判断されるからです。

ただし、どのカードローンでも申し込めば必ず融資を受けられるわけではありませんので注意が必要です。

個人事業主(自営業者)がカードローンでお金を借りたい場合は、新規顧客への融資に積極的なネット銀行や大手消費者金融を選びましょう。

この記事でわかること
  • 個人事業主や自営業者がカードローンの審査に通過するには毎月の収入があることが重要
  • 開業から2年以上経っていれば安定した収入があると認められて審査に通過しやすい
  • カードローンの借入金は生活費のみに利用できる
  • 新規顧客への融資に積極的な楽天銀行やアイフルを利用する

個人事業主(自営業者)がカードローンの審査に通るためのチェックポイントは収入の有無

確定申告書

個人事業主(自営業者)が借り入れをする際は、毎月収入を得ていることが重視されます

なぜなら個人事業主(自営業者)は会社勤めのサラリーマンと違い、毎月決まった金額の収入を得られる保証がないからです。

目安としては、2年間赤字などの問題がなく運営できていれば収入が安定していると認められます

安定した収入を証明するためには、確定申告書などの収入証明書の提出が必要不可欠です。

カードローンの申し込み時には、原則として最新の1期分の確定申告書を提出します。

例えば大手消費者金融のアイフルで借り入れをする際の収入証明書類の条件は、以下のとおりです。

ご提出いただく収入証明書について以下のいずれかのコピー1部(最新分のもの)をご用意ください。
(中略)
・確定申告書
税務署受付印または税理士印があるもの、もしくは電子申告の受付日時、受付番号の記載があるもの

引用元: アイフル公式サイト

ただし個人事業主(自営業者)の収入は時期によって変化するため、1期だけでは正確な収支状況が把握できないと判断されると、2期分の提出を求められるケースがあります

そのため申し込み時には最新の書類だけではなく、昨年度の確定申告書もあらかじめ用意しておくとベストです。

確定申告書には税務署の受領印もしくは電子申告の受付日時の記載が必要になりますので、提出前に必ず確認してください。

収入証明には確定申告書を用意するのが基本ですが、開業して1年未満でまだ確定申告をおこなっていない場合は以下の書類を利用しましょう

個人事業主の収入証明書類として利用できる書類一覧

確定申告書以外に個人事業主が収入証明書類として利用できる書類は、以下のとおりです

  • 所得証明書
  • 納税証明書
  • 住民税決定通知書
  • 直近の売り上げがわかる書類(事業用の口座の入出金明細など)

上記の書類以外に、開業時に税務署に提出した個人事業の開業・廃業等届出書の控えのコピーを求められる場合もありますので、用意しておきましょう。

借入状況もチェックされるので滞納がある人は解消してから申し込もう

信用情報

新規でカードローンに申し込むと返済能力を判断するために信用情報が取得され、他社借入の状況をチェックされます

他社借り入れをしていない場合や返済の遅延をしていない場合は、返済能力があると判断してもらえます。

信用情報とは、これまでに申し込んだローンやクレジットの申し込み履歴や返済状況が全て記録されている個人情報のことです。

ローンの申し込みがあった金融機関は、以下の3機関のいずれかに信用情報を照会します。

3機関は独自に情報収集をしていますが、CRINというネットワークによって延滞や申し込みの履歴などを共有しています。

つまり他社借り入れの件数や返済状況などは、どの金融機関に申し込んでも筒抜けであるということです。

自分の借り入れ状況に問題があるか不安な場合は、上記の機関に情報開示を依頼すれば自分の現在の信用情報を確認できますので試してみましょう。

各機関の情報開示の方法を以下にまとめましたので、参考にしてください。

情報開示の方法

ローンカード

信用情報機関は3つあり、それぞれに情報開示の方法は異なります

インターネットやスマホから照会できるケースもありますので、以下から自分に合った照会方法を選びましょう。

申込方法所要時間開示手数料必要書類
JICCスマートフォン
郵送
窓口
約10分
1週間〜10日
30分〜1時間
1,000円(一律)本人確認書類
(1種類)
CICインターネット
郵送
窓口
30分〜1時間1,000円
1,000円
500円
本人確認書類
(2種類)
個信郵送のみ1〜10日1,000円本人確認書類
(2種類)

信用情報に延滞などの履歴があった場合は、申し込み後にオペレーターに事情を説明すると考慮して審査してもらえます。

資金使途を明確にすると通りやすくなる!生活費と事業資金は分けて考えよう

紙幣

個人事業主がカードローンの審査に通過しやすくするためには、借入金の資金使途を明確にしておくのも有効な手段です

何の目的で借り入れするのか明確になれば、審査担当者に信頼してもらえるからです。

カードローンでお金を借りる際は、生活費と事業資金は分けて考えるのが基本となります。

とはいえ個人事業主(自営業者)は、生活費と事業資金を区別しにくい場合がありますよね。

例えば個人で所有している自動車を事業でも使っている場合は、仕事で使っている場合と旅行や買い物などの私的な移動で使用しているガソリン代を明確に分けることは困難です。

このようにわかりにくいものは仕方ありませんが、生活費として申し込んだお金を事業資金として使うと強制解約されてしまう恐れがありますので注意してください

三菱UFJ銀行のカードローンであるバンクイックの商品説明では、以下のように注意喚起されています。

資金使途
さまざまな用途にお使いいただけます(事業性資金を除く)。

引用元: 「バンクイック商品詳細」三菱UFJ銀行

事業性資金以外とただし書きがある商品を事業資金に利用するのは規約違反になり、場合によっては一括返済を迫られてしまう可能性もあります。

そのため事業資金の調達には、専用のビジネスローンを利用しましょう

クレジットカード会社のオリコには、個人事業主専用のCREST for Biz(クレストフォービズ)というビジネスローンがあり、事業資金の借り入れができます。

目的に応じて使い分ければ、トラブルを引き起こす心配もありません。

ビジネスローンに関しては以下の記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

在籍確認は必須!固定電話のほうが好印象を与えられる

電話

カードローンに申し込むと、個人事業主(自営業者)にも必ず在籍確認がおこなわれます

在籍確認とはカードローンの担当者が申込者の勤務先に電話をかけ、実際に働いているかを確認する審査項目のことです。

個人事業主(自営業者)の在籍確認は勤務先として申込書に記入した電話番号におこなわれますが、固定電話のほうが好印象を与えられます

固定電話は事務所が実在していることの証明になり、腰を据えて事業をおこなっているひとつの指標にもなるからです。

固定電話がある場合とない場合では、個人事業主に対する信頼性が大きく変わってきます。

どうしても持っていない場合は携帯電話でも受け付けてもらえますが、信用度は固定電話よりも下がってしまいます

会社の連絡先が携帯電話の場合は、営業実態の確認のために取引先にも連絡されてしまう可能性がありますので注意が必要です。

固定電話を1台でも設置しておけば、審査で有利になりますので覚えておきましょう。

個人事業主(自営業者)が審査に通りやすいカードローンはどれ?特徴を解説

消費者金融

個人事業主(自営業者)が審査に通りやすいカードローンについて、早く知りたいという人も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、個人事業主が審査に通りやすいのは消費者金融のカードローンです。

消費者金融は個人への融資を専門に取り扱っている貸金業者であり、会社員だけでなく個人事業主にも積極的に貸付をおこなっています

そのため、利用者が審査基準に達していない場合でもある程度は融通を利かせてもらえます。

カードローンは銀行でも取り扱っていますが、審査を厳格化しているため収入が安定していない個人事業主(自営業者)は融資を受けづらいのが現状です。

銀行と消費者金融のカードローンのメリットとデメリットについては、以下の表を参考にしてください。

 メリットデメリット
銀行低金利で借りられる審査が厳しい
消費者金融審査が早い(即日融資も可能)金利が銀行より高い

銀行のカードローンは低金利で借りられますが、審査基準は厳しくなっています。

過去にカードローンの過剰融資が社会問題となり、金融庁から指摘を受けた関係で審査を厳格化しているからです。

残高が急増し、過剰融資が懸念される銀行カードローンについて、金融庁が「審査態勢が不十分」などと一部の銀行の業務運営を問題視する調査結果をまとめたことがわかった。

引用元: 「銀行カードローン、金融庁が問題視「審査不十分」公表へ」朝日新聞

銀行は次に問題を起こすとカードローンの取り扱い自体が危ぶまれてしまうため、最低でも1週間かけて厳しく審査をおこなっています。

一方で消費者金融は審査基準が柔軟であることから、最短60分で融資してもらえるため今すぐ現金が手元に欲しい人にも最適です。

とはいえ、どの消費者金融でも審査に通過しやすいわけではありませんので注意してください。

個人事業主が借りやすいのは営業エリアが広く、融資件数が圧倒的に多い大手消費者金融のカードローンです。

大手消費者金融のなかでもアイフルは新規顧客への融資に積極的であり、初めて借り入れをする人にも向いています。

新規成約率が高く審査に通過しやすいアイフル

アイフル

アイフルは大手消費者金融のなかでも新規成約率が高く、新規顧客への融資に積極的です。

新規成約率とは審査に通過する人の割合のことで、高くなるほど融資を受けやすくなります。

大手消費者金融5社の新規成約率を比較して表にまとめた結果は、以下のとおりです。

 審査通過率
アイフル48.2%
プロミス45.1%
アコム43.4%
レイクALSA28.9%
SMBCモビット45.1%

アイフルの新規成約率は他社よりも断然高い48.2%であり、およそ2人に1人は審査に通過できます。

そのため初めての申し込みで不安な人も、アイフルに申し込めば融資を受けやすくなります。

加えてアイフルは審査にスコアリング方式を採用して効率化を図っており、最短60分で借り入れできるのも魅力のひとつです。

スコアリングシステムとは過去の融資データと今回の申し込みデータを照らし合わせて、貸し倒れ率を導き出すシステムのことです。

スコアリング方式は、膨大な融資データを持っている大手消費者金融にしか出来ない審査方法です。

アイフルには融資を急いでいる人専用のフリーダイヤルが完備されており、Webから申し込んだ後に電話をかけるとスピーディーに対応してもらえます

インターネットからお申し込み後、フリーダイヤルにお電話していただくことで審査にかかるお時間が短縮。
ご融資をお急ぎの方はご活用ください。

引用元: アイフル公式ホームページ

少しでも早く借りたい場合のポイントは、Webから申し込んだ後に電話をかけるということです。

電話をかけるだけでは即日融資に間に合いませんので、注意しましょう。

アイフルは申し込みから借り入れまでネット完結するため、家にいながらその日のうちに融資が受けられて便利です。

審査に通過しやすいカードローンを探しているなら、新規成約率が高く即日融資にも対応しているアイフルに申し込みましょう。

即日振込に対応しているプロミス

プロミス

大手消費者金融のひとつであるプロミスは即日振込に対応しており、他社よりも迅速に振込融資が受けられるのが利点です。

Web上のマイページから振込依頼をすると、最短10秒で自分の指定口座に融資を受けられます。

わざわざATMに行って借り入れする手間を省くことができますので、忙しい人にも適しています。

提携金融機関の口座なら土日でも原則24時間振込融資が受けられ、休日に現金が必要になった場合にも対応可能です。

三井住友銀行やジャパンネット銀行をはじめとした、全国約200の金融機関で24時間365日土日・夜間でも振込みが可能です。

引用元: プロミス公式HP

振込手数料は0円となっているため、無駄な出費を抑えられるのも嬉しいですね。

加えてプロミスはカードレスにも対応しており、カードローンの契約後に専用のアプリをダウンロードするとスマホひとつでセブン銀行ATMから借り入れできます。

例えば旅行先などで予想外の出費があった際も、スマホさえあればローンカードがなくても融資を受けられます。

突然の出費にも備えておきたい人は、最短10秒で振込融資を受けられるうえにカードレスにも対応しているプロミスに申し込みましょう。

3秒診断で事前に審査に通過できるか判断できるアコム

アコム

アコムは公式ホームページで3秒診断というサービスを展開しており、事前に審査に通過できるか予測できます

3秒診断では年齢と年収、他社の借り入れ金額を入力するだけで簡単に診断結果が出ます。

管理人が実際にやってみたところ、本当に3秒ほどで借り入れできる可能性が高いという診断結果が出て驚きました。

アコムは20歳以上で収入がある人であれば、誰でも申し込みが可能です

職業の制限はされていませんので、個人事業主であっても審査基準は変わりません。

審査に通過できるか不安な人は、申し込み前にアコムの公式ホームページで3秒診断を受けておきましょう。

消費者金融ではなく、どうしても銀行で借り入れをしたい場合は三菱UFJ銀行などのメガバンクよりもネット銀行カードローンが最適です。

楽天銀行スーパーローンならネット銀行ならではの金利でお得に借りられる

楽天銀行スーパーローン

楽天銀行スーパーローンは、1.9〜14.5%というネット銀行ならではの金利でお金を借りられます

ネット銀行は店舗の建設費や行員の人件費などのコストがかからないため、顧客へのサービスを充実させているからです。

ネット銀行は店舗型の銀行と比べると知名度が低いため、新規顧客の獲得に積極的だという利点もあります。

楽天銀行スーパーローンの金利は、以下の三大メガバンクのカードローンと比較しても遜色ありません。

 商品名金利
楽天銀行楽天銀行スーパーローン1.9〜14.5%
三菱UFJ銀行ンクイック1.8〜14.6%
みずほ銀行みずほ銀行カードローン2.0〜14.0%
三井住友銀行三井住友銀行カードローン4.0〜14.5%

審査が厳しいといわれる銀行カードローンのなかでも、楽天銀行は比較的自由に審査基準を設定しており、新規顧客の獲得に積極的に取り組んでいます

その証拠に楽天銀行は2019年10月にネット銀行として初めて開設口座数を800万まで伸ばし、積極的な姿勢を見せています。

楽天銀行株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:永井 啓之、以下「楽天銀行」)は、2001年7月の開業以来順調に口座数を伸ばし、2019年10月30日に、インターネット銀行として初めて口座数が800万口座を突破しました。

引用元: 「インターネット銀行で初めて800万口座を達成」楽天銀行

つまり楽天銀行はネット銀行のなかでも非常に実績が多く、信用度の高い借り入れ先であるということです。

利息を抑えたい人は、ネット銀行ならではの金利でお得に借り入れできる楽天銀行に申し込みましょう。

ジャパンネット銀行の限度額は1,000万円!ただし難易度は高い

ジャパンネット銀行

ジャパンネット銀行のカードローンであるネットキャッシングは限度額が1,000万円であり、高額融資にも対応しています

限度額は最高でも800万円までという金融機関が多いなかで、ジャパンネット銀行の限度額の高さは非常に貴重だといえます。

ジャパンネット銀行は店舗がなく実店舗型の銀行と比べて知名度が低いため、楽天銀行と同じく新規顧客の獲得に熱心に取り組んでいます。

ただしカードローンの限度額は年収の3分の1までに自主規制されていることが多く、希望の限度額にならない場合もあります

なぜならジャパンネット銀行は全国銀行協会の準会員であり、協会の方針に従わなければならないからです。

全国銀行協会がおこなった会員向けのアンケートの中でも、年収ごとの借り入れ額について以下のように結論づけられています。

「極度設定における年収債務比率の算出方法」は、約8割の会員が厳格化しており、一部の会員で引き続き厳格化する方向で検討を継続中。

引用元: 「銀行カードローンに関する全銀協の取組みについて」一般社団法人全国銀行協会

つまり、高額融資を今すぐに受けるのは難しいということです。

高額融資を受けたい場合はまず30〜50万円程度の限度額からスタートし、返済の実績を積んでから増額申請することをおすすめします。

個人事業主がカードローンで借り入れたお金は確定申告の時どうなる?

確定申告書

カードローンで借りたお金は確定申告に関係があるのか、気になっている個人事業主も多いのではないでしょうか。

結論からいうと、生活費としてキャッシングしたお金は経費にならないため確定申告の必要はありません

ただし事業資金を借りた場合は、返済額の利息部分を経費として申告することが必要です。

税額を少なく申告すると、過少申告加算税を追加で徴収される恐れがあります。

経費の申告については、国税庁のホームページでも以下のように警告されています。

税務署の調査を受けた後で修正申告をしたり、更正を受けたりすると、新たに納めることになった税額のほかに、その税額の10%(場合によって15%)の過少申告加算税又は35%(場合によって40%)の重加算税がかかります。

引用元: 国税庁

つまり金額を間違えて申告すると、本来払うべき税額よりも多く支払わなければならなくなるということです。

また税金の納付が遅れると、延滞税もかかってしまいますので注意してください。

生活費とビジネスローンの詳しい仕訳の方法は、以下で解説していきます。

生活費として借りたお金は確定申告する必要はない

紙幣

生活費としてカードローンで借りたお金は経費に含まれないため、確定申告する必要はありません

確定申告の対象になるのはあくまで事業にかかった費用であり、生活費は計上されない仕組みになっているからです。

例えば公共料金の支払いや旅行代、高額な趣味の買い物などに使った場合は金額に関わらず申告する必要はありません。

仮に借り入れ金額が100万円単位の高額になったとしても、事業資金でなければ確定申告の対象から外れます。

ただし個人用と事業用の口座を分けていなかった場合は、現金出納帳などの帳簿上で仕訳が必要になるため注意してください。

帳簿上の仕訳は正確にするのが鉄則

カードローンの借入金は、事業主貸という勘定科目を使って仕訳します

例えば事業資金と兼用の口座に振り込まれた借入金50万円を生活費として仕訳する方法は、以下のとおりです。

(借方)勘定科目金額
現金500,000
(貸方)勘定科目金額摘要
事業主貸500,000生活費

事業用の口座に入金されたお金は、使途不明にならないように仕訳をする必要があります。

個人用の口座に振り込まれた借入金は仕訳する必要はありませんので、手間を省きたい人は普段から事業用と個人用で口座を分けておきましょう。

ビジネスローンは借入金として仕訳しよう

ビジネスローン

ビジネスローンで借り入れした事業資金は、借入金という勘定科目で仕訳します

1年以上の契約は長期借入金、1年未満は短期借入金とするケースもありますが、個人事業主(自営業者)は契約期間に関係なく借入金として仕訳できます。

100万円を借り入れした場合の記入例は、以下のとおりです。

100万円借り入れ時の仕訳

(借方)勘定科目金額
現金(普通預金)1,000,000
(貸方)勘定科目金額摘要
借入金1,000,000生活費

このように借り入れ時の仕訳は単純で、難しい処理ではありません。

しかし返済金額の利息部分は、支払利息として経費に計上しなければならないため注意してください。

経費に計上できるのは利息部分だけなので注意

経費に計上するためには、返済の元本と利息を分けて仕訳する必要があります

カードローン借り入れ時にもらえる返済計画書を見れば、元本部分と利息部分の金額がひと目でわかりますので活用するようにしましょう。

例えば100万円を返済した際に元本が80万円で利息が20万円だった場合の仕訳方法は、以下のとおりです。

100万円返済時の仕訳

(借方)勘定科目金額
借入金
支払利息
800,000
200,000
(貸方)勘定科目金額摘要
現金(普通預金)1,000,000生活費

誤って元本も経費に計上してしまうケースが多いため、くれぐれも気をつけましょう。

木原 麻子

木原 麻子

2002年に京都大学経済学部を卒業後、某大手銀行に入行。カードローンなどの融資業務を約10年担当した。経理部に異動し、決算業務に従事したことをきっかけにFPの資格を取得。得意分野は個人の家計相談と事業者向けの経営相談。

FOLLOW

カテゴリー:
関連記事